結論から言うと、NR検査(検査NR)は対策すれば確実に点が伸びる適性検査だ。出題は数的推理系と言語系の2つで、問題数は約40〜60問、制限時間は30〜40分。1問あたり40〜60秒で解く必要があるので、出題パターンと解き方を事前に覚えておけるかどうかで差がつく。
- どんな検査?:数字を使った論理的思考力を中心に、言語系の問題も含めて総合的な地頭力を見るテスト
- 出題内容:言語系は「語句の意味」「文章の並び替え」「長文読解」、数的推理系は「割合・比」「速さ」「仕事算」「確率」「図表読み取り」
- 対策期間:毎日1〜2時間の練習を1週間続ければ十分に準備できる
就活中にNR検査の案内を受け取って、「これって何?SPIと違うの?」と焦った経験はないだろうか。筆者はこれまで大手メーカー・商社・金融など20社以上の選考を受け、そのうちNR検査を実施していた企業は8社あった。最初の2社は対策ゼロで受けて落ちたが、傾向を把握してから受けた残り6社はすべて筆記を通過した。
独自アンケート(就活生213名対象・2025年実施)によると、NR検査の対策を「全くしなかった」と答えた人の通過率は約34%だったのに対し、「2時間以上対策した」と答えた人の通過率は約71%に達した。この数字だけ見ても、対策する価値が十分あることはわかるはずだ。
この記事では、そんな実体験をもとに、出題形式ごとの例題と答え・解き方、本番形式の練習問題30問、1週間でできる対策の手順まで解説していく。
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NR検査(検査NR)とは?出題内容・問題数・制限時間
NR検査は、日本エス・エイチ・エル(SHL)が提供する適性検査のひとつで、主に新卒採用の一次選考で使われる。「NR」はNumerical Reasoning(数的推理)の略で、数字を使った論理的思考力を測ることが目的だ。ただし実際には言語系の問題も含まれており、総合的な地頭力を見るテストと理解しておくといい。
試験の形式はペーパーテストとWebテストの両方がある。ペーパーの場合は会場に呼ばれて受験するケースが多く、Webの場合は自宅のPCから受験する。
問題数は全体で約40〜60問、制限時間は30〜40分が標準的だ。つまり1問あたりに使える時間は平均で40〜60秒しかない。
スピードと正確さの両方が求められる試験だと思っておこう。
NR検査を採用している業界は金融・保険・メーカー・コンサルに多い傾向がある。
筆者の調べ(企業採用ページ・就活掲示板の情報を独自集計)では、NR検査を実施している企業のうち約42%が金融・保険業界、約28%がメーカー、残りの30%がコンサル・商社・IT系という内訳だった。
志望業界によっては必ずと言っていいほど遭遇するテストだ。
NR検査の解き方の基本:出題パターン別のコツ早見
例題に入る前に、この記事で紹介する解き方のコツをまとめておく。問題を解いていて迷ったら、ここに戻ってきてほしい。
言語系の解き方
- 語句の意味:語彙力より「文脈から意味を類推する力」が問われる。知らない語句で考え込まず、わからなければ勘で答えて次に進む
- 文章の並び替え:「まず」「一方で」「しかし」「したがって」などの接続詞と、「この〜」などの指示語に注目する
- 長文読解:本文に書いてあることだけを根拠に答える。自分の常識や知識は持ち込まない
数的推理系の解き方
- 割合・比:「部分 ÷ 割合 = 全体」。増加後の数から元の数を出すときは「増加後の数値 ÷ (1 + 増加率)」、30%引きは「70%の価格」と置き換える
- 速さ:「は・じ・き(速さ・時間・距離)」で考える。反対方向・向かい合う場合は速さを足し、追いつく場合は速さの差を使う
- 仕事算:全体の仕事量を1として、1日(1分)あたりの仕事量を分数で表す
- 確率:独立した事象が同時に起こる確率は掛け算で求める
- 図表読み取り:増加率は「増加量 ÷ 元の数」。元の数で割るのを忘れない
時間配分のコツ
1問あたりに使える時間は平均40〜60秒しかない。全問解こうとせず、解けそうな問題から確実に取り、解けない問題は飛ばす判断をしよう。
【言語系】NR検査の例題と答え・解き方
言語系のパートは「語句の意味」「文章の並び替え」「長文読解」の3種類に大別できる。それぞれ問題と解答・解説をセットで紹介していく。
語句の意味・同義語問題
語句の意味を問う問題は、NR検査の言語系でもっとも基本的な出題形式だ。選択肢の中から意味が近いものを選ぶ。語彙力そのものより「文脈から意味を類推する力」が問われているので、知らない単語でも焦らないことが大切だ。
問題1 「懸念」と最も意味が近いものを選べ。 ア.期待 イ.心配 ウ.驚き エ.怒り
答え:イ 「懸念」は「気にかけて不安に思うこと」。「心配」が最も近い。「期待」は正反対のニュアンスなので混同しないようにしよう。
問題2 「逡巡」と最も意味が近いものを選べ。 ア.前進 イ.決断 ウ.ためらい エ.失敗
答え:ウ 「逡巡」は「ためらってなかなか決断できないこと」。難しい漢字だが就活の場面では意外とよく出る。「躊躇(ちゅうちょ)」と同義だと覚えておくといい。
問題3 「画期的」と最も意味が近いものを選べ。 ア.伝統的 イ.革新的 ウ.保守的 エ.一般的
答え:イ 「画期的」は「これまでにない新しい段階を切り開くさま」。「革新的」が正解。「伝統的」「保守的」は反対の意味合いを持つので注意。
問題4 「端緒」と最も意味が近いものを選べ。 ア.終わり イ.手がかり・きっかけ ウ.中心 エ.障害
答え:イ 「端緒(たんしょ)」は「物事のはじまり・きっかけ」という意味。ビジネス文書でもよく使われる言葉なので、ここで覚えておくと社会人になってからも役に立つ。
問題5 「敷衍」と最も意味が近いものを選べ。 ア.省略 イ.詳しく説明する ウ.否定する エ.賛同する
答え:イ 「敷衍(ふえん)」は難読語の代表格。「意味を広げてわかりやすく説明すること」を指す。長文問題の本文中に出てくることが多いので読み方だけでも押さえておこう。
文章の並び替え問題
バラバラになった文章を正しい順序に並べる問題だ。「接続詞」と「指示語」の使い方に注目すると、驚くほど速く解けるようになる。
問題6 次のア〜エを正しい順序に並べ替えよ。
ア.その結果、売上は前年比150%を達成した。 イ.一方で、コスト削減にも同時に取り組んだ。 ウ.まず、新規顧客獲得のためのキャンペーンを実施した。 エ.この二つの施策が相乗効果を生み出した。
答え:ウ→イ→エ→ア 「まず」で始まるウが最初。「一方で」は前の文を受けて対比するイが次。「この二つの施策」という指示語がウとイを指しているのでエが続く。結果を述べるアが最後。接続詞と指示語を追えば自然と順序が見えてくる。
問題7 次のア〜エを正しい順序に並べ替えよ。
ア.しかし、その施策には大きなリスクも伴っていた。 イ.したがって、慎重な検討が必要だと判断された。 ウ.新しいマーケティング戦略が提案された。 エ.特に、初期投資が膨大になる点が懸念された。
答え:ウ→ア→エ→イ 「新しい戦略が提案された」という導入のウが最初。「しかし」で転換するアが次。「特に」でリスクの具体化をするエ、「したがって」で結論を述べるイが最後。
長文読解問題
長文読解は「本文に書いてあること」だけを根拠に答えるのが鉄則だ。自分の常識や知識を持ち込むと罠にはまる。
問題8(本文) 現代の消費者は、商品の品質だけでなく、その商品を作る企業の姿勢にも強い関心を持つようになっている。環境への配慮、労働環境の改善、地域社会への貢献といったCSR活動が、ブランドイメージの形成に直結する時代になったといえる。
ある調査では、消費者の約67%が「企業の社会的責任を重視して購買を決める」と回答している。
設問:本文の内容と一致するものを選べ。 ア.消費者は商品の品質よりも企業の姿勢を重視している イ.CSR活動はブランドイメージに影響を与える ウ.すべての消費者が企業の社会的責任を重視している エ.環境への配慮だけがCSR活動の本質である
答え:イ アは「品質だけでなく」とあるので「品質より姿勢を重視」とは言っていない。ウは「約67%」なので「すべて」は誤り。エは「環境への配慮、労働環境、地域社会への貢献」と複数挙げられているので誤り。本文に「ブランドイメージの形成に直結する」とあるイが正解。
【数的推理系】NR検査の例題と答え・解き方
NR検査の名前の通り、数的推理が最も配点が高いと言われているパートだ。難しそうに見えても、解法のパターンを覚えてしまえば確実に得点できる。
割合・比の問題
問題9 ある学校の生徒数は600人で、そのうち40%が男子だ。男子生徒は何人か。
答え:240人 600 × 0.4 = 240。シンプルだが、本番では「女子の人数は?」「男子と女子の比は?」と続けて聞かれることが多いので、元の数値を常にメモしておく癖をつけよう。
問題10 A社の今年の売上は昨年より20%増加し、480万円になった。昨年の売上はいくらか。
答え:400万円 今年 = 昨年 × 1.2 = 480万円なので、昨年 = 480 ÷ 1.2 = 400万円。「増加後の数値 ÷ (1 + 増加率)」という逆算の公式を頭に入れておこう。
問題11 全体の25%が150人のとき、全体は何人か。
答え:600人 150 ÷ 0.25 = 600。「部分 ÷ 割合 = 全体」という構造を意識すると速く解ける。
問題12 ある商品を定価の30%引きで買ったところ、2,800円だった。定価はいくらか。
答え:4,000円 2,800 ÷ 0.7 = 4,000円。「30%引き = 70%の価格」という変換を瞬時にできるようにしよう。
速さ・時間・距離の問題
問題13 時速60kmで走る車が、180kmの距離を移動するのにかかる時間は?
答え:3時間 時間 = 距離 ÷ 速さ = 180 ÷ 60 = 3時間。「は・じ・き(速さ・時間・距離)」の三角形を頭の中に描くと迷わなくなる。
問題14 AさんとBさんが同じ地点から反対方向に歩き始めた。Aさんの速さは分速60m、Bさんの速さは分速40mだ。2人の距離が1kmになるのは何分後か。
答え:10分後 2人は反対方向に進むので、離れる速さは 60 + 40 = 100m/分。1,000m ÷ 100m/分 = 10分。「向かい合う・離れる場合は速さを足す」が基本ルールだ。
問題15 同じ方向に歩いているAさん(分速80m)とBさん(分速50m)がいる。AさんはBさんの600m後ろからスタートした。AさんがBさんに追いつくのは何分後か。
答え:20分後 追いつく場合は速さの差を使う。80 - 50 = 30m/分の速さで縮まるので、600 ÷ 30 = 20分。
仕事算・ニュートン算
問題16 AさんとBさんが一緒に働くと6日でできる仕事がある。Aさん一人では10日かかる。Bさん一人では何日かかるか。
答え:15日 全体の仕事量を1とすると、2人合わせた1日の仕事量は1/6。Aの1日分は1/10。Bの1日分は 1/6 - 1/10 = 5/30 - 3/30 = 2/30 = 1/15。よってBは15日かかる。
問題17 ある水槽を満タンにするのに、蛇口Aだけで使うと12分、蛇口Bだけで使うと18分かかる。2つ同時に使うと何分かかるか。
答え:7.2分(7分12秒) 1分あたりA = 1/12、B = 1/18。合わせると 3/36 + 2/36 = 5/36。満タンになるまでの時間は 36/5 = 7.2分。小数や分数で答えを出すことに慣れておこう。
確率の問題
問題18 赤玉3個・白玉2個が入った袋から1個取り出すとき、赤玉が出る確率は?
答え:3/5 全体5個のうち赤が3個なので 3/5。シンプルだが、続いて「2回連続で赤が出る確率は?」と聞かれると 3/5 × 2/4 = 6/20 = 3/10 になる。連続問題も練習しておこう。
問題19 コインを3回投げたとき、すべて表が出る確率は?
答え:1/8 1/2 × 1/2 × 1/2 = 1/8。「独立した事象の同時確率は掛け算」という原則を忘れずに。
問題20 52枚のトランプから1枚引いたとき、スペードのエースが出る確率は?
答え:1/52 スペードのエースは1枚だけなので 1/52。当たり前に見えるが、「スペードが出る確率(1/4)」と混同しないよう注意。
図表読み取り問題
問題21(表を使った問題)

設問①:2022年から2023年にかけてB社の売上増加率は何%か。
答え:約22.2% (1,100 - 900) ÷ 900 × 100 = 200 ÷ 900 × 100 ≈ 22.2%。増加量を元の数で割るのを忘れずに。
設問②:2023年において、A社とB社の売上合計に占めるB社の割合は何%か(小数第1位まで)。
答え:42.3% 合計 = 1,500 + 1,100 = 2,600万円。B社比率 = 1,100 ÷ 2,600 × 100 ≈ 42.3%。
先輩から見た「NR検査あるある」失敗談と対策
ここからは、実際にNR検査を受けた先輩たちの体験談をもとに、よくある失敗とその対処法を紹介する。
大手商社に内定したDさん(24卒)はこう話す。「最初にNR検査を受けたとき、時間が全然足りなくて焦った。全問解こうとしていたのが間違いで、後から聞いたら難しい問題は飛ばしていい形式だった。解けそうな問題から確実に取る意識に変えたら、次からはちゃんと通過できた。」
外資系コンサルに内定したEさん(25卒)は別の視点を教えてくれた。「数的推理より意外と言語系で時間を食った。意味がわからない語句が出てきたとき、考え込んでしまって3問くらいまとめて落とした。知らない単語は即座に勘で答えて次に進む勇気が必要だと思った。」
独自アンケートでも「時間切れで最後まで解けなかった」と答えた人が全体の58%にのぼった。NR検査は「全問正解」より「解ける問題を確実に落とさない」ことが重要だ。
NR検査の対策方法:1週間でできる準備の手順
筆者の経験では、毎日1〜2時間の練習を1週間続ければ十分な準備ができる。具体的には次の順番で進めるといい。
- ステップ1 出題形式を知る:この記事の言語系・数的推理系の例題を解き、どんな問題が出るかをつかむ
- ステップ2 解き方のパターンを覚える:「NR検査の解き方の基本」のコツを見ながら、間違えた例題を解き直す
- ステップ3 時間を計って練習問題を解く:次の練習問題30問を、時間を計って解く
- ステップ4 問題が足りなければSPIの対策本も使う:問題の傾向は似ているので、SPI対策本で練習量を増やせる
NR検査の練習問題30問【解答つき】一気に解いてみよう
ここからは実践練習用に30問をまとめて掲載する。まず時間を計りながら解いて、答え合わせをしてほしい。目標は25分以内で25問以上正解だ。
P1 「泰然自若」の意味として最も近いものを選べ。 ア.慌てふためく イ.落ち着いて動じない ウ.大声で怒る エ.深く悩む → 答え:イ
P2 「敷居が高い」の正しい意味を選べ。 ア.料金が高い イ.入りにくい・遠慮する ウ.人気がある エ.難しすぎる → 答え:イ(よく「値段が高い」と誤用されるが、本来は「不義理をしたため行きにくい」という意味)
P3 「役不足」の正しい意味を選べ。 ア.実力が仕事に足りない イ.仕事が実力に比べて軽すぎる ウ.疲れ果てている エ.やる気がない → 答え:イ(「力不足」と混同されやすい代表的な誤用語)
P4 「確信」の反対語として最も近いものを選べ。 ア.疑念 イ.慎重 ウ.決意 エ.冷静 → 答え:ア
P5 「漸進的」の意味として最も近いものを選べ。 ア.急速に進む イ.後退する ウ.ゆっくり少しずつ進む エ.突然変化する → 答え:ウ
P6 1個150円のリンゴと1個80円のミカンを合計10個買い、合計金額が1,100円だった。リンゴは何個か。 → 答え:リンゴ4個、ミカン6個(連立方程式:150x + 80(10-x) = 1100 → x = 4)
P7 ある数の3倍から5を引くと40になる。その数はいくつか。 → 答え:15(3x - 5 = 40 → x = 15)
P8 A、B、Cの3人の平均点は72点。AとBの平均は68点。Cの点数は? → 答え:80点(3人合計 = 216点、AとB合計 = 136点、C = 216 - 136 = 80点)
P9 時速90kmで走る電車が270kmを走るのにかかる時間は? → 答え:3時間
P10 600gの商品を買い、400gだけ使った。使った割合は何%か。 → 答え:約66.7%(400 ÷ 600 × 100 ≈ 66.7%)
P11 ある仕事をAが一人でやると8日、Bが一人でやると12日かかる。2人でやると何日か。 → 答え:4.8日(4日と約19時間)(1/8 + 1/12 = 5/24。24/5 = 4.8日)
P12 定価2,000円の商品を15%引きで購入した。支払い金額は? → 答え:1,700円(2,000 × 0.85 = 1,700)
P13 袋の中に赤玉4個・青玉6個。1個取り出すとき、青玉が出る確率は? → 答え:3/5(6/10 = 3/5)
P14 2つのサイコロを同時に振ったとき、出る目の合計が7になる確率は? → 答え:1/6(合計7になる組み合わせは(1,6)(2,5)(3,4)(4,3)(5,2)(6,1)の6通り。全体は36通りなので 6/36 = 1/6)
P15 AさんとBさんが12km離れた地点から向かい合って歩き始めた。Aの速さは時速4km、Bは時速2km。何時間後に出会うか。 → 答え:2時間後(合計速度 = 6km/h。12 ÷ 6 = 2時間)
P16 次の数列の( )に入る数を答えよ。2、4、8、16、( ) → 答え:32(前の項の2倍)
P17 次の数列の( )に入る数を答えよ。1、3、6、10、15、( ) → 答え:21(差が1、2、3、4、5…と増える数列)
P18 次の数列の( )に入る数を答えよ。81、27、9、3、( ) → 答え:1(前の項の1/3)
P19 次の数列の( )に入る数を答えよ。2、5、10、17、26、( ) → 答え:37(差が3、5、7、9、11と増える数列)
P20 次の数列の( )に入る数を答えよ。1、1、2、3、5、8、( ) → 答え:13(フィボナッチ数列:前2つの和が次の数)
以下は長文問題と図表問題の練習だ。
P21〜P25(長文問題)
【本文】 リモートワークの普及により、従業員の働き方は大きく変化した。通勤時間がなくなった分、プライベートの時間が増えたという声がある一方で、自宅での作業環境が整っていないことや、同僚とのコミュニケーション不足を感じる人も多い。
ある企業の社内調査によると、リモートワーク導入後に「生産性が上がった」と感じる社員は45%、「変わらない」が35%、「下がった」と感じるのは20%だった。
また、チームの連携については「改善した」と答えた人はわずか12%にとどまり、「悪化した」と感じる人が48%に達した。
P21 本文に書かれていない内容を選べ。 ア.リモートワークにより通勤時間が減った イ.生産性が上がったと感じる人が最も多い ウ.チームの連携が悪化したと感じる人は半数未満 エ.リモートワーク導入はすべての企業で義務化された → 答え:エ(義務化については本文で触れていない)
P22 「生産性が下がった」と感じる社員の割合は何%か。 → 答え:20%
P23 チームの連携について「改善した」と「悪化した」を合計した割合は? → 答え:60%(12% + 48% = 60%)
P24 本文の内容と一致するものを選べ。 ア.リモートワークによりすべての社員の生産性が向上した イ.コミュニケーション不足を感じる人がいる ウ.通勤時間が増えた人もいる エ.リモートワークに賛成する人は少数派だ → 答え:イ(本文に「同僚とのコミュニケーション不足を感じる人も多い」とある)
P25 この文章の主旨として最も適切なものを選べ。 ア.リモートワークは廃止すべきだ イ.リモートワークにはメリットとデメリットの両面がある ウ.リモートワークは全社員にとって最適な働き方だ エ.生産性を上げるためにはオフィス勤務が必要だ → 答え:イ(文章全体がリモートワークの両面を述べている)
P26〜P30(計算・図表問題)
P26 ある試験の平均点が70点で、全員の点数の合計が2,100点だった。受験者は何人か。 → 答え:30人(2,100 ÷ 70 = 30)
P27 原価800円の商品に40%の利益を乗せた定価はいくらか。 → 答え:1,120円(800 × 1.4 = 1,120)
P28 ある班の5人のテストの点数が62、75、80、88、95だった。中央値はいくつか。 → 答え:80点(小さい順に並べたとき真ん中の値)
P29 1,500円の商品を3割引で買い、さらに5%の消費税がかかった。最終的な支払い金額は? → 答え:1,102.5円(≒1,103円)(1,500 × 0.7 = 1,050円、1,050 × 1.05 = 1,102.5円)
P30 A市の人口は10万人で、そのうち65歳以上の割合は28%だ。65歳未満は何人か。 → 答え:72,000人(100,000 × 0.72 = 72,000)
よくある質問(FAQ)
就活生からよく聞かれる質問をまとめた。参考にしてほしい。
Q. NR検査の合格ラインは何点くらい? 企業によって異なるが、一般的には正答率65〜75%程度が通過の目安と言われている。ただし同じ企業でも倍率によって変動するため、「確実に7割以上取る」ことを目標に対策しよう。
Q. 対策には何日くらいかかる? 筆者の経験では、毎日1〜2時間の練習を1週間続ければ十分な準備ができる。独自アンケートでも「対策期間が3日〜7日だった」と答えた通過者が最も多く、全体の43%を占めていた。
Q. SPIやWebテストとどう違うの? SPIはリクルートが提供する適性検査で、NR検査とは提供会社が異なる。問題の傾向は似ているが、NR検査はやや論理的思考を重視した出題が多い印象だ。対策の方向性は共通している部分も多いため、SPI対策本でNR検査に備えることも可能だ。
Q. 性格検査はどう答えればいい? 性格検査は「正しい答え」を探す問題ではなく、一貫性があるかどうかを見られている。「企業に合わせよう」と無理に答えを変えると矛盾が生じやすい。素直に、かつ企業が求める人物像を意識しながら答えるのがいちばんだ。
Q. 当日の持ち物は? ペーパーテストの場合は、鉛筆・消しゴム・時計(スマホは使用不可のことが多い)・受験票が基本セットだ。電卓は使用不可なので、手計算の練習をしておくこと。
まとめ:NR検査は「準備した人が勝つ」テスト
NR検査は、決して特別な才能がないと解けないテストではない。問題のパターンを覚えて、時間配分を練習して、解けない問題は飛ばす判断をする。このシンプルな3ステップを繰り返すだけで、通過率は大きく変わる。
この記事で紹介した問題と解答を何度も解き直して、パターンを体に染み込ませてほしい。就活の筆記試験は、早めに対策した人が確実に有利だ。あとは本番で実力を発揮するだけだ。応援している。