この記事ではパナソニックのボーダーとes通過率についてまとめます。
選考フローや突破のための攻略tipsも内定者や最終面接落ちたちのインタビューを元に書くのでぜひ最後まで読んでいってください。
パナソニックは言わずと知れた大阪に本社を置く電機メーカーです。
売り上げは電機業界の中で日立、ソニーに次ぐ3位、日経225やLARGE70にも数えられるほどの企業ですね。
2013年頃からはBtoCからBtoBへの転換を進めていて、電池や住宅用太陽光発電など電機以外でシェア1位を誇るものが多数あります!
最近の出来事としては競争力の強化を目的として、2022年に社内カンパニー制から事業会社制に変更したことですね。
倍率も高いので攻略チップを最後まで読んでぜひ対策してください。
またパナソニックはunistyleの情報が一番充実しているので、本選考情報をよく読んでおくとよいです。
内定者が人事に怒られそうなレベルで体験記を書いてます。
界隈では有名だけど情報がダダ漏れになってるので読まないのは損です。
パナソニックのおすすめポイント
パナソニックは100年を超える歴史を持つ会社であり、その信頼性は計り知れません。
そういった意味で社名を出すだけで信頼してもらえる、というのはかなり大きな強みですね。
また海外売上が5割であり、海外での活躍をしたい人にとってもオススメです!
そして一番は「人を大事にする経営」でしょうか。
創業者の松下幸之助が掲げた経営ですが、偉大な経営者と言うことで今でも根付いているようです。
手厚い研修などをもとに自己のスキルアップを図りたい人にはオススメですね。
パナソニックに向かない人
パナソニックに向かない人はこんな人です。
- 工場配属が嫌な人
- 地方配属が嫌な人
- 高い給与を望む人
メーカー全体にも言える特徴ですね。
ただし現在では職種確約コースも募集があるので工場配属が嫌な方はそちらから応募しましょう。
取り敢えず安定してそうだから、という志望理由だと少しギャップがあるのでご注意ください。
また地方配属は正直断りにくい、との口コミもあったので気になる方はOB訪問などで聞いてください。
パナソニック特有の特徴としてはこれら二つがあります。
- 関西出身者が多い(関東のオフィスでも)
- 事業会社制のため違う部門だと雰囲気がかなり違う
出身で浮く、出世に響くことはありませんが気にする方は関西多めということを覚えておきましょう。
また部門が違うと雰囲気が違うのは文系の方に特に気を付けてほしいです。
理系と違い営業というくくりではどの部門にもOBがいたりします。
なのでOB訪問していいな、と思った部門をきちんと応募しましょう!
パナソニックの倍率・募集コース
実際、私のOBやPanasonicを志望していた友人には「モテたいから」とか「ホワイト企業で楽したいから」とか「よくわからんけど大企業行きたいから」って感じの理由で志望している人がいましたね。
ちなみに私は「福利厚生が良く、平均勤続年数も長かったからのびのび働けそう」というところからpanasonicが気になりだし、エントリーしました(笑)
まずパナソニックの募集コースを確認しましょう。
大まかに分けると事務・技術・クリエイティブ系となっています。
事務系のWILLコース以外は基本的に職種確約コースです。
事務系
・WILLコース(職種がランダム)
以下職種確約コース
- 営業・営業企画
- 商品企画
- カスタマーサービス
- 事業戦略
- 人事
- 経理・財務
- 法務
- 調達
技術系
- 研究開発(AI・パワーエレクトロニクスなど5種類)
- 事業商品系(空調冷蔵・光学デバイスなど8種類)
- 技術営業
- 品質管理
- 情報システム
- 知的財産
- 調達
クリエイティブ系
- C領域(5種類)
- デジタルマーケティング
- デザインコンサルティング
ちなみに2023年11月14日時点で事務系は営業、技術系は全て24卒の募集がまだありました。
なので意外とこれらの職種は穴場かもしれません!
パナソニックの倍率
大手求人サイトのお気に入り数から倍率を計算したところ…
倍率は196倍となりました。
正直他の人気企業でここまでの数字は中々見ないので実際には100倍程度ではないでしょうか?
また職種によって倍率も違うことを覚えておきましょう。
先ほど見た通り理系の職種はまだ24卒の募集がある状態ですしね。
ちなみに採用大学トップ3は大阪大学38人、同志社大学31人、早稲田大学28人となっていました。
他にも京都大学や東京大学などがトップ10以内に入るなどかなりの難易度のようでした。
職種によっては募集が残っていますが、決して油断しないようにしましょう!
「エントリーしたけど何もしなかった」といった就活に甘い人も大量にいるはずなので「本気で内定獲得に動いた人たち」に限定すればライバルは多少少なくなることでしょう。
パナソニックの本選考フロー
パナソニックの選考フローはこちらです。
- リクルーター面談
- ES・テストセンター
- (一次面接)
- 二次面接
- 最終面接
ちなみにパナソニックは通年採用を実施していて、毎月5日がES締め切りでした。
こちらのリクルーター面談は疑問を解消するためのモノなので基本は落ちたりしません。
ただ選考の一部かもしれない、と言う意識は持って臨みましょう。
リクルーター面談
リクルーター面談では志望動機などを確認されます。
一般的なリクルーター面談と一緒ですね。
それと理系の方はパワポで発表があるのでそれの添削などもしてもらえます。
しっかりと面談を通してキャリアプランや志望動機などを固めておきましょう。
ちなみに人事は面談数を把握しているようでした!
es通過率
ESの設問は7問ほどありました。
なのでしっかりとふるいにかけられると思われます…
体感になりますが6割から7割くらいの通過率ではないでしょうか?
ESは不安な場合、リクルーター面談の段階で添削してもらう、またはこういったことを書くつもり、と伝えれば対策できるのでオススメです!
24卒の採用では以下の質問が問われました。
- 「我こそ○○である!」○○に入るあなた自身を表す言葉を記入してください(15字以内)
- 上記の言葉を選んだ理由について(200字)
- 学生時代に取り組んだ3つの事とそれぞれの比重(割合)を記入してください
- 上記のうち、「あなたが新たに挑戦し、実行した取り組み」の観点から具体的なエピソード(300字以内)
- 上記のうち、「組織・チームなど複数人の活動」の観点から具体的なエピソード(300字以内)
- チャレンジしたい仕事や実現したい夢について(300字以内)
エントリーシートを書く際に注意したいポイントは
- 過程重視で書く
- 求める人物像からの逆算
- 入社後にフィットする感の匂わせ
です。
過程重視で書く
Panasonicほどの大企業にもなると「学生時代に取り組んだこと」においてとんでもない実績を持った人がいたりします。
自分は学生時代に取り組んだことをどれだけひねり出しても「○○で全国1位をとった」みたいな実績と比べるとインパクトの薄い実績しかありませんでした(笑)
この記事を見ている人の中にも共感してくれる人がある程度いると思います。
そんな方は「実績のインパクトも大事だけど、過程で培った能力での再現性をアピールしましょう。
簡単に例を挙げるなら
学生時代に○○を達成した。
↓
その時の課題は××。解決するために△△と◇◇を意識した。
↓
その結果○○を達成して、☆☆(能力)を培った。(学んだ)
といった形で話を展開しました。
こんな感じで展開すると「チャレンジしたい仕事や夢」といった「将来についての問い」で☆☆の能力を学生時代に培っているからこんなことができるし向いてます!と語れるようになります。
ここまで過程重視について語りましたが、高倍率の人気企業ともなれば多少引きのある実績を掲げることは前提として必要になるでしょう…
それでも一目見ただけで驚くような実績や取り組みを挙げられない場合は、具体的な数字や達成している人の割合など、具体的な数字を用いて実績のすごみをアピールしてみましょう。
求める人物像からの逆算
ポイント2つ目は求める人物像からの逆算ですね。
先ほどは過程を重視した本文の中で、培った能力をアピールしようって話をしました。
ですが、これには1つ注意点があります。
それは☆☆(能力)がPanasonicに必要な能力じゃないとダメってことです。
なのでESを書く際は求める人物像や会社の働き方について入念に確認しましょう。
私がPanasonicの選考に臨んだときは「誰かの幸せのためにまっすぐはたらく」が求める人物像、選考基準に定められていました。
“誰かの幸せのために”と書かれているのに「今まで自分のためだけに本気で生きてきたよ!」みたいなESを提出してしまってはES通過は難しいです。
まずは「求める人物像から逆算して、学生に何が求められているのか?」を明確にしましょう。
私の場合は「矢印を人に向ける能力」が大事なんだと考えてました。
以上を踏まえて私は学生時代に取り組んだことは自分だけでなく人に矢印を向けた実績を挙げ、詳細を語りました。
入社後にフィットする感の匂わせ
最後に挙げるポイントとして「入社後にフィットする感の匂わせ」について話します。
これは前述した2点をまとめたような感じです。
求める人物像から逆算した能力は当然Panasonic入社後に生きる能力になっています。
それをESの要所で匂わせていきます
例えば、先ほどの「誰かの幸せのためにまっすぐにはたらく」が選考基準だった場合、キーワードは「誰かのために」とか「人の幸せ」とかになるでしょう。
であれば、ESの中で「自分は誰かの幸せが生きがいなんだ!」とか「貴社の製品を通してたくさんの人を幸せにしたい!」と書いている人はマッチしているように感じますよね。
それをたくさん詰め込むんです(笑)
人事側に「あれ?もしかしてこの人うちで働くのに適してない?」と要所で思わせるような言葉つくりを心掛けましょう。
そしてこのポイントが最も生きるのはES最後の質問である「チャレンジしたい仕事と夢」です。
個人的にこのような入社後のキャリアプラン的な質問は素直にプランを書く場所ではないと思っています。
素直に言ってしまえば「海外駐在したい!」とか「大企業でゆったり生活したい!」とか、それぞれあると思います!
じゃあ何を書くんだって話ですが、私は説明会で年齢の近い社員さんに質問をし、その答えを流用しました。
(会社説明会などのイベントに出席すると入社後数年の社員と話せるタイミングがあると思います!)
具体的に言うと
- 入社後どんな仕事をしたか
- これからどんな仕事をしてみたいか
- 入社してどんな能力が培えたか
といった質問をして入社後数年間の現状を把握します。
答えを聞いて把握したら、その答えをESに流用しました(笑)
この時に「入社後2~3年で得たこと、苦労したこと」「若手社員としてこれからやりたいこと」の2点を把握することで、短期的なキャリアプランや長期的なキャリアプランについて問われた時に現実性があり、再現性のあるプランを語ることができるでしょう。
ESは大体2週間以内に合否が発表されます。その後はWebテストが行われます。
Webテストはテストセンター方式でのSPIが行われました。
SPIボーダー
ESは大体2週間以内に合否が発表されます。
その後はWebテストが行われます。
Webテストはテストセンター方式でのSPIが行われました。
パナソニックのボーダーとしては7割ぐらいです。
普通の大手が6割7割ボーダーと言われるので結構高めですね。
これ結構高学歴の層でもSPIが原因で落ちる人が多いのでちゃんと対策練っておかないといくら良いESを作り上げても落ちます。去年も結構いました。
実は裏技としてLognaviを使うとパナソニックで出てくるSPIの模試ができるだけでなく、自分の偏差値も出ます。
このアプリでは10段階で出るが自分のSPIの出来を正確に判断したい人にはかなりオススメ。性格検査までやれば自分にマッチした大手企業からオファーくるので一石二鳥。今はアプリに就活やってもらう時代です。
問題数も豊富で、高得点かどうかの判断ができるので使わないのは損だ。しかも、ここの問題は本番でも出ると評判です。
※アプリなのでスマホからリンク飛ぶと登録しやすいです。
公式サイト:Lognavi
SPIで落ちたら後悔するので、こういうので実践詰んで本番挑んだ方が確実ですよ。
1次面接
1次面接はオンラインで30分ほど、1対1の面接を行いました。
質問内容は自己紹介、自己PR、学生時代に取り組んだこと、就活の状況といった基本的な内容です。
全体的にESからの質問が多かった印象なのでESの文章を把握し、どこを指摘されても答えらえるようにしておけば問題ないでしょう。
基本的な質問で回答が淡白になりそうなところですが、そんな時こそ笑顔や声色を意識して好印象を与えましょう!
2次面接(最終面接)
最終面接は30分程度の職種面接の後に人事面接が20分くらいありました。
最初の職種面接では現場社員が2人、人事が1人に対して学生が1人です。
1次面接と違い、2次面接はかなり緊張感があります。
質問はESの深堀が多く、かなり入念に聞かれます。しっかり自分の言葉で答えられるようにしておくのが大事です。
とはいえ「問題にぶつかった時、慎重に対応するか即判断で対応するか」という少し変化のある質問も問われました。
私はぶっちゃけめちゃくちゃ緊張していてこの質問を聞かれた時は頭が真っ白になってしまいました。
そのため少し変な間が開いてしまいましたが、しっかり自分の言葉で回答することを意識しました。
自己分析をしっかり行い、自分の価値観を軸に考えられるようにしましょう!
パナソニックの選考突破攻略のコツ
私の思う全体的な選考突破のコツは
- ESをベースにしっかり準備
- 自己分析で一貫した価値観を知る
- 困っても愛想はよくする
この3つかなと思います。
私は選考を通して「投げかけられた質問に対してしっかり答えること」が大事だと感じました。
想定していない質問に対して変な答え方をしてしまった経験がある方は少なくないと思います
そんな事態を防ぐには入念な準備が必要になってくるので、しっかり準備をし、自分の価値観についての理解も深めておくことが大事でしょう。
どれだけ準備してもすべての質問に100点の回答をするのは無理です。納得のいかない答え方になってもとにかく笑顔で愛想よく振る舞いましょう!
それからパナソニックは現在は事業会社制、その少し前は社内カンパニー制、更に前は事業部制と比較的部門ごとの独立性を重視していました。
制度の違いとしては独立性の強さで、制度が変化するたびに独立性が増していることを覚えておきましょう。
なので理系職の人はもちろん、営業志望の文系でも志望部門をはっきりとさせ、かつOB訪問は部門を絞って行うのがベストです!
OB訪問についてはリクルーター面談を通して設定してもらえます。
例えば「海外勤務している人」「部門を異動した経験がある人」など希望を出せるのでここで固めましょう!
きちんと自分のキャリアプランや志望動機を練って、それを実現するための部門を選択するのが基本ですね。
パナソニック本選考まとめ
いかがでしたでしょうか?
この記事ではパナソニックの選考について紹介してきました。
パナソニックの根幹はやはり経営の神様と言われた松下幸之助の経営哲学があります。
なのでその部分をしっかりと確認できるとベストです!
難易度は高いですが頑張りましょう!
パナソニックはunistyleの情報が一番充実しているので、本選考情報をよく読んでおくとよいです。
内定者が人事に怒られそうなレベルで体験記を書いてます。
界隈では有名だけど情報がダダ漏れになってるので読まないのは損です。